クリノン(CrinoneVaginalGel)8%[プロゲステロン膣ジェル]
Crinone Vaginal Gel(クリノン膣用ジェル)は、日本国内でも処方されているワンクリノン膣用ゲルの海外版です。有効成分プロゲステロンを含有しています。
プロゲステロン(黄体ホルモン)は受精・妊娠に重要なホルモンです。卵巣、胎盤で産出・分泌されるほか、副腎皮質においても少量分泌されています。着床にむけて子宮内膜を調整し、着床後は妊娠を維持する働きをもっています。
Crinone Vaginal Gel(クリノン膣用ジェル)は、薬が充てんされたアプリケーターを使い、プロゲステロンを膣内に投与することで、不足したプロゲステロン(黄体ホルモン)を補充し、受精卵の着床、妊娠を維持するお薬です。
【効果効能】
生殖補助医療における黄体補充
※効果には個人差がありますことを予めご了承ください。
用法
プロゲステロンとして1回90mg(1アプリケーター)を1日1回、採卵日(又はホルモン補充周期下での凍結胚移植ではエストロゲン投与により子宮内膜が十分な厚さになった時点)から最長10週間(又は妊娠12週まで)腟内に投与する。
注意事項
クリノン膣用ジェル(CrinoneVaginalGel)について下記の点にご留意ください。
これはクリノン膣用ジェル(CrinoneVaginalGel)の諸注意事項について弊社の所見を述べることではなく、取扱説明書等の情報を和訳したものとご理解ください。依ってその効果副作用等について弊社ではその対応及び処置等の意見をすることは致しません。ご了承くださいませ。
※現在、所見として報告されている注意事項は下記の通りです。
使用し忘れに気付いた際は、思い出したときすぐに使用してください。ただし、次の使用時間が近いときは忘れた分は使用しないでください。
※2回分を一度に使用しないこと。
本剤は膣に挿入して使用します。服用しないでください。
本剤を使用中は、眠気やめまいがあらわれることがあるので車の運転など危険を伴う機械の操作はしないでください。
本剤の使用を中止すると、不安や気分の変化があらわれることがあります。
うつ病または過去にうつ病になったことがある方は、症状が悪化することがあります。その場合は医師に相談してください。
本剤を誤って多く投与した場合は、医師にご相談ください。
授乳中の方は、本剤を使用しないでください。使用する場合は、授乳を避けてください。
他の薬剤を服用中の方、治療中の方は、本剤使用前に必ず医師にご相談ください。
子供の手の届かないところに保管してください。
直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
■以下の方は本剤を使用しないでください。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方
診断未確定の性器出血のある方
稽留流産又は子宮外妊娠の方
重度の肝機能障害のある方
乳癌又は生殖器癌の既往歴又は疑いがある方
動脈又は静脈の血栓塞栓症あるいは重度の血栓性静脈炎の方又は既往歴のある方
ポルフィリン症の方
■以下の副作用が現れる場合があります。
腹痛、腟出血、腟内異物
血栓性障害、アナフィラキシーショックなどの症状が現れる場合があります。
その他、なにか異変を感じた際は速やかに医師の診察をお受けください。
成分
Progesterone 8%
プロゲステロン 8%
商品別名(日本名)
ワンクリノン(メルクセローノ)